13.回復と一体性の12ステップ
ギャマノンの回復の12ステップ
私たちは、ギャンブルの問題に対して無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた。
私たちより偉大な力が、私たちの考え方や生き方を健全なものに戻してくれると信じるようになった。
私たちの意志と生き方を、自分なりに理解した、この力の配慮にゆだねる決心をした。
探し求め、恐れることなく、生き方の棚卸表を作った。
自分自身に対し、またもう一人の人間に対し、自分の誤りの正確な本質を認めた。
これらの性格上の欠点を取り除いてもらう心の準備が完全にできた。
自分の短所を取り除いてくださいと謙虚に自分の理解している神に求めた。
私たちが傷つけたすべての人の表を作り、そのすべての人たちに埋め合わせをする気持ちになった。
その人たち、または他の人たちを傷つけない限り、機会あるたびに直接埋め合わせをした。
自分の生き方の棚卸しを実行し続け、誤ったときは直ちに認めた。
自分で理解している神との意識的触れ合いを深めるために、神の意志を知り、それだけを行っていく力を、祈りと黙想によって求めた。
自分のあらゆることにこの原理を実践するように努力を続け、このメッセージを他の人に伝えるように努めた。
ギャマノンの一体性の12ステップ
一体性を維持するため、すべてのギャマノングループは、以下の一体性のステップに従います。
第一に優先すべきは共通の福利である。個人の平安は、ギャマノンの一体性にかかっている。
私たちのリーダーは、信頼されている僕にすぎない。彼らは支配しない。
ギャマノンのメンバーになるための唯一の条件は、ギャンブルの問題がある人にあなたの生活がこれまでに影響されてきたということだけである
各グループは、ほかのグループあるいはギャマノン全体に影響するような事柄以外は、自律的に運営されるべきである。
ギャマノンの主要目的はただ一つ、ギャンブルの問題がある誰かに影響されている人たちにメッセージを運ぶことである。
ギャマノンはいかなる関係のある施設や、外部の事業に対しても、その活動を支持したり、資金を提供したり、ギャマノンの名前を貸すことをしてはならない。 金銭や財産、名声の問題で、私たちは大事な目的からそれる恐れがあるからである。
すべてのギャマノングループは、外部の寄付を辞退して、完全に自立しなければならない。
ギャマノンはどこまでも非職業的でなくてはならない。しかし、サービスセンターのようなところでは専従の職員をおくことができる。
ギャマノンそのものは、決して組織化されてはならない。しかし、代議員会や委員会をつくることはできる。これらのサービス機関は、グループやメンバーに対して直接責任を担うものである。
ギャマノンは、外部の問題に意見を持たない。したがって、ギャマノンの名前は、公の論争で引き合いに出されるべきではない。
私たちの広報活動の方針は、宣伝することよりもひきつける力を基本とする。つまり新聞、ラジオ、映画、テレビ、インターネットなどのレベルで、私たちは個人のアノニミティ[匿名性・無名性]を常に守る必要がある。
アノニミティは、ギャマノンプログラムの霊的に基本となるものである。それは個人よりも原理が優先すべきことを、いつも、私たちに思い起こさせるものである。
AAの12のステップと12の伝統は、アルコホーリクス・アノニマス・ワールド・サービス(以下AAWS)社の許可の下に再録または一部が翻案されています。AAWS社によるこれらの許可は、AAがそのプログラムと提携関係を結んでいるという意味ではありません。AAは、アルコホリズムからの回復のみに向けられたプログラムであり、AAをモデルにした他の問題に取り組むプログラムや活動が、AAのステップと伝統、あるいはその一部を翻案し使用することに、それ以上の意味を持つものではありません。また、AAと関連のない文脈において使用する場合も同様です。